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スタッフブログ 8月

当麻寺国宝「東塔・西塔」初層特別開扉        2022年8月19日

地面より1m余り高い基盤に建立された塔。基盤の周囲は柵で囲まれ長年、人の侵入を拒んでいる。普段は柵の中に入って見学することはできませんが、平成28年から行われた西塔の大修理を終えたので、初層(一層目)が一般公開されました。これは、極めてまれなことです。

配置図    ※赤丸は塔の位置を示している

当麻寺は金堂・講堂を中心線に、東西に二基の双塔(西塔・東塔)を配置している。

奈良時代から平安時代にかけて建立された古代双塔伽藍としては、日本唯一のものです。

西塔 立面・断面

西塔・東塔は、共に高さが25mほどの小ぶりの三重の塔です。

西塔
初層に開かれた扉。扉の中の大日如来坐像が拝観できます。

東塔

豊かな自然の中に威厳をもって、佇んでいます。なぜこんなに美しいのでしょうか。

基壇に登って、真下から見る軒裏は圧巻です。

柱の上にある深い軒の出を支える三手先(みてさき)組物

西塔に続いて東塔の大修理が始まるそうです。二基そろって後世に創建時の姿を伝えていきます。