材料は1000㏄の牛乳のみ
フライパンに入れて、弱火でかき混ぜること1時間20分。
根気がいります。
やがて、水分が蒸発して固まってきます。
ラップで包んで冷蔵庫で3時間冷やします。
180gの蘇(そ)という食べ物が出来上がりました。
チーズのような味で、ほんのり甘いです。
加西市の、鶉野飛行場跡に行ってきました。鶉野飛行場跡(姫路海軍航空隊鶉野飛行場、川西航空機姫路製作所鶉野工場跡)は、太平洋戦争が悪化し始めたころ、優秀なパイロットを養成するため、昭和17年に着工し、昭和18年に完成した旧日本海軍の飛行場跡だそうです。
紫電改(しでんかい)の実物大のレプリカがあります。
悲惨な戦争を忘れないために、いろいろな施設を保存されている方々に頭が下がる思いでした。
柿の実が色づいてくると、いつも思い出す俳句です。
句に誘われて法隆寺に行こう。
法隆寺は奈良県斑鳩町にある仏教寺院。7世紀に創設され、現存する世界最古の木造建築物です。
下記は、法隆寺の宮大工棟梁の西岡常一氏(1908-1995)著者「法隆寺を支えた木」から抜粋しました。
「飛鳥創建から昭和大修理まで、千三百年もの間、法隆寺の建物をつくり、支えてきた工匠、工人は数えきれないほどいます。(中略)
その建物は、世界最古で知られる飛鳥様式を頂点に、奈良、平安、鎌倉、南北朝、室町、桃山、江戸時代の粋が集まっており、国宝や重要文化財に指定されている。昭和の大修理は昭和九年から二十九年まで、二十年以上かけて行われた。」
法隆寺境内図
西院伽藍は回廊(ピンク色)で囲まれた部分
中門を入ると西院伽藍には、我が国最古の五重塔
奥に大講堂 右側にご本尊が安置されている金堂が見えます。
どこよりも美しい五重塔と金堂
圧倒される佇まいだ。
西院伽藍を取り囲む回廊の深い軒、軒下の組物、柱の中ほどに丸みのあるエンタシスの柱、いづれも飛鳥時代のもの。柱や梁 には、補強や補修の跡、使用されている材料は時代の異なる物が入り混り、大勢の人々がいかに大切に守ってきたのかがわかります。
見れば見るほど凄い。浅学の身として、このお寺、語ることはできない。
西院伽藍を出ると、鏡池がある。
池の傍らに、柿くへば…句碑が立っている。
近くに、参拝者のための質素な休憩場があります。トタン屋根には壁は無し。屋外にいるようで、心地良い。
天気が良いので、弁当を食べようと、休憩場のベンチに腰をかけた。
北西方向からグァーンと鐘の音に、びっくり。
しばらくすると、グァーン、グァーンと12回鳴り響いた。
西円堂(鎌倉時代)の鐘だろう。創建当時のままの音色で時を告げたのです。朝の8時から夕方4時までの間、2時間の間隔で毎日お坊さんがついておられるそう。
正岡子規が茶店で柿を食べながら、聞いたであろう鐘の音を弁当を食べながら聞いています。
鐘の響きに深まりゆく秋を感じます。